2009年06月17日

18年目に「こんにちはっ!」

先日開催いたしました「日本酒テイスティング会」
今回お出ししたお酒の中で、あえて「大トリ」に据えたのがコチラ左斜め下

PICT0425.JPG

『玉乃光 純米大吟醸 備前雄町100%』です。

これだけでは珍しくも何ともないのですが、
詰口日付の表示を見てみますと.........左斜め下

PICT0443.JPG

「91.7」………そう、今を遡ること18年前に詰められたお酒です。

どうしてこんなものがあるのか......
.....ぶっちゃけたことを言えば、当店でかつて売れ残った在庫を、
倉庫の冷蔵庫の奥の方にしまい込んだまま、ずっと失念してしまっていたのです。

それを私がたまたま数年前に発見したのですが、
どうせ開けるならよほど機会を選んで開封したいと思っていました。




そして今回、いよいよその機会に恵まれたというわけです揺れるハート

早速皆様に味わっていただいたところ、
「おいしい〜!」ぴかぴか(新しい)というお声を数多くいただきました。



私も店に帰ってから、少し残っていたのを飲んでみたところ、
なるほど、結構良い感じで熟成しているではありませんか!るんるん

元の味が分からないので、単純に比較は出来ませんが、
かなり角が取れて、丸みのある味になっているように思います。
お酒の色も思ったほど黄ばんではいなくて、艶のある淡い山吹色です。

PICT0448.JPG

このお酒がこのビンに詰められた1991年7月といえば、
私はどこで何をしていたかな〜..........などと考えながら、
しみじみと味わいました。




昨今日本酒メーカー側でも、「賞味期限」を設定するところが増えてきました。
個人的には、「日本酒に賞味期限」という考え方には否定的なのですが、
確かに保管状況が良くなければ、時とともに劣化していくのは避けられませんから、
「賞味期限」的な考え方になってしまうのも致し方ありません。

しかし熟成させて美味しくなるのは、何もワインだけではなく、
日本酒も正しく熟成させれば美味しくなる、ということを知識として
頭の片隅にでも置いていただければ、それだけでも結構です。



*** リカーパークまるち蔵 ***
〒510-0087 三重県四日市市西新地17−4
TEL:059-351-1477
MAIL:multi@m6.cty-net.ne.jp
posted by まるち蔵 at 16:56| Comment(4) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すごいな〜!
ワイン会&日本酒会。

うちの店の冷蔵庫にも10年近くなる古酒が・・・。
意図的に保存したもの数本と意図的じゃなく保存になったもの(世間では不良在庫と言うらしい)数本があります。
意図的に保存したものは売ってみたいのですが、はてさて値段はどうしたものか・・・?
その前に品質は大丈夫なのか・・・?
ちゃんと理解してくれるすばらしいお客様はいらっしゃるのか・・・?

そんな事を考えたらまた1年熟成しそうです。
Posted by バイカー酒屋 LPF at 2009年06月17日 20:46
>バイカー酒屋さん

実は私も最初にこの「不良在庫」を目にしたときは、
まだ「日本酒の熟成」などという概念が頭の中に無かった頃で、
もう捨てるしか無いかな、などと考えていたんですよ。

しかしとある酒蔵の社長さんにたまたまその話をした時、
それはきっと素晴らしい味になっていると思うよ、と言われ、
考え方をゴロッと改めたんです(笑)。

最初は付加価値を付けて売ろうかとも考えましたが、
何せ中身を確認できないだけに、売るにはちょっとリスクが伴うと判断して、
何とか大勢で飲む機会はないか、と窺っていたのです。

良い機会に開けることができて、本当によかったです。
Posted by まるち蔵 at 2009年06月17日 22:20
そうですね。
そんな時しか実際開けられませんよね。

当店では地ビールも3社、販売してまして、これが中々の曲者、常に賞味期限との戦いです。正直、地ビールだけだと赤字かな〜?
今日の晩酌も期限後半年たった地ビールです。
しかし味わいは全然変わらずまだまだ大丈夫そう・・・。

昨今、消費者のシビアな賞味期限の感覚には嫌になります。挙句の果てには焼酎の賞味期限なんかも聞かれて呆れて物が言えません。
まるち蔵様では日本酒の賞味期限は自店ではどのくらいに設定していますか?
もちろん置いている環境にもよりますけど・・・。
Posted by バイカー酒屋 LPF at 2009年06月20日 21:04
>バイカー酒屋 LPF様

やっぱり賞味期限の問題は、デリケートなものですよね。
当店の場合は、お客様ご自身が飲むのか贈り物にするのかで、対応を替えるようにしています。

自家消費なら多少古い日付のものの場合、それを正直に言って納得していただく、あるいは冷蔵庫でキッチリ保管されていて、なおかつしっかりとした酒質のものなら、熟成して良いほうに変化している旨を説明するようにしています。
ただその場合でも一応、詰口から丸1年を限度としています。

反対に進物の場合は、古めの日付のものは極力避けるようにしています。
依頼主の方に充分に説明しても、それが贈り先の方にキチンと伝わるかどうか分かりませんし、万一贈り先の方がそういう問題に必要以上にナーバスな方だと、依頼主の方に迷惑が掛かってしまうかもしれませんからね。
Posted by まるち蔵 at 2009年06月21日 23:59
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